メニュー

logo

カチシステムはお客様に寄り添った
システム開発と支援サービスを提供し
「やさしい最先端」を創造します。

【第53回】ロータス博士のWinActor塾~ファイルリスト

2021.11.18

さあ塾の時間じゃ!前回の復習は大丈夫かのう?

これから少しずつファイル関連に手を出していくつもりじゃから

パスについてはしっかり押さえておくのじゃぞ!

前回の記事はこちら。

はい!パスについてはバッチリです!

今日のお題は何でしょう?

今日はまた新しいライブラリを紹介しよう。

ファイルリストというものを知っているかな?

どこかで聞いたことあるかも・・・。

でも何なのかはサッパリですね。

簡単に言うとファイルの一覧みたいなものじゃな。

今回はこれを作成していくことにするぞ。

まあ、作成といってもライブラリを一つ設定したらおしまいじゃが。

ファイルリストとは

リストと聞くと、プログラムで言うリスト型オブジェクトなどの難しそうなものが思い浮かびます。

しかし、WinActorで利用するファイルリストとは、そのようなものとは無縁の単なるテキストファイルです。

 

百聞は一見にしかず。

使ってみるとすぐにわかる、それがWinActorのファイルリストじゃ。

今回は紹介だけじゃから、気楽にいってみよう。

 

ファイルリスト作成ライブラリ

ライブラリは以下の場所に格納されています。

 

NTTATライブラリ > 13_ファイル関連 > 04_ファイル一覧

 

 

 

プロパティは次のようになっています。 

 

 

設定する項目は「フォルダ名」と「ファイルリスト出力先」の2つのみ。

どちらにもパスを設定します。

 

 

本ライブラリの役割

このライブラリは「フォルダ名」に指定したフォルダ内にあるファイルを読み取り、

「ファイルリスト出力先」 に指定したパスにリストを作成するという役割を持っています。

作成されたリストはテキストファイル形式で保存されます。

 

では早速やってみるのじゃ。

ロータス君、適当なファイルを詰め込んだフォルダを用意してくれるかのう。

了解しました!博士!

ファイルリストの作成

では実際にどのようにファイルが作成されるのか見てみましょう。

ロータス君が用意してくれたフォルダは次のように様々なファイルが格納されています。

今回は、このフォルダを対象にリストを作成します。

 

フォルダのパスは C:\WinActor塾\ファイル格納先 となっています。

 

 

 

設定項目はもう一つありますね。リスト作成先のファイルパスです。

今回は対象フォルダの一つ上の階層に作成することにしましょう。

 

一つ上の階層は現在このようになっています。

 

 

 

プロパティ設定時の注意

先に言ってしまうが、ここで注意点が二つあるぞ。

次のことに気を付けてプロパティを設定しよう。


・注意点1 「ファイルリスト出力先」にフォルダのパスは使用できない 

 

「ファイルリスト出力先」にはフォルダではなくファイルのパスを入れるようにしてください。

フォルダのパスを入れてしまうとファイルが作成されません。

 

・注意点2 対象とするフォルダ内を出力先に指定してはいけない

 

対象フォルダ内にファイルリストを作成してしまうと、自身のテキストファイルもリストに含まれてしまいます。

「ファイルリスト出力先」にはなるべく対象とするフォルダ以外の場所を指定してください。

 

 

「ファイルリスト出力先」のファイルパスというのはこれから作成されるファイルの名前を含めたパスじゃ。

これは任意で決めることができる。今回は ファイルリスト.txt という名前にしよう。

ファイル自体は C:\WinActor塾 に作成したいので、パスは次のようになる。

 

C:\WinActor塾\ファイルリスト.txt

 

ここまでの説明でわかったかのう?

プロパティはこのようになるのじゃ。

 

 

実行結果

では設定が完了した「ファイルリスト作成」ライブラリを実行してみましょう。

実行される処理は1つだけですので、右クリックから「部分実行」でも構いません。

 

 

実行できたかな?ライブラリ一つだけじゃから一瞬じゃな。

終了を確認したら、リストが作成されるであろうフォルダを見てみるのじゃ。

あ、ファイルが作成されてますよ!

本当にただのテキストファイルなんですね。

 

では気になるリストの中身はどうなっておるのか。

テキストを開いてみると、指定したフォルダのファイルパスが列挙されているのがわかるじゃろう。

こうしてフォルダ内のファイルを一覧化するのがこのライブラリなのじゃ。

 

ん・・・?なんじゃこの「ハカソ.png」というのは。

あ、それは僕が間違えて入れちゃったファイルですね・・・。

気にしないで、次いきましょう!

何を焦っておるのじゃ。怪しいのう。

どれ、ちょっと見させてもらおうか。

あっ・・・

ハカソ 

 

・・・

・・・

あーー!!ちょっとちょっと!

消さないでください!僕の最高傑作なのに!

こらこらこら、一体なんなんじゃこのクリーチャーは!

おぬし、シナリオも作らずこんなものを描いておったのか・・・。

しかもハカソって・・・ワシとピカソをかけたのか。

ちょっと気分転換に・・・。

でもシナリオはちゃんと作ってますよ!

ほら、それより話の続きを!脱線してますよ!

おぬしがそれを言うか・・・。

この最高傑作とやらの誕生について詳しく聞きたいんじゃが、まあ良いじゃろう。

と言っても今回はこれで終わりなのじゃ。

とにかく、ファイルリスト作成はこうして一覧としてパスが取得できるものというわけじゃ。

一覧化するだけなんですか?

この中のファイルを自由に操作できたら便利そうなんですけど。

でもテキストファイルだし、どう活用したものか。

実はフォルダ内のファイルを操作する場合はもっと良いライブラリがあるのじゃ。

じゃが今回はファイルリストというものを知って欲しくてのう。

まあ、これがファイル操作の入門編といったところじゃな。

あっさり終わったと思ったら、入門編かあ。

これから難しくなっていくというわけですね。

うむ。少し物足りないかも知れんが、今回はここまでじゃ。

次回はステップアップして、フォルダ内の任意のファイルを探して開いたりしてみようと思う。

わかりました!お疲れさまでした!また次回!さようなら!

あっ、こら!

あやつめ、逃げ足の速さだけは上達していくのう・・・。


 

関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。

最近の記事

カテゴリ

PAGETOP