【第111回】ロータス博士のWinActor塾~画像マッチング自動記録


今回は自動記録の機能についての紹介じゃ。

おや、自動記録ですか。珍しいですね。
この塾ではあまり自動記録って使わないですよね。

うむ。しっかり作るなら手動をオススメしておる。
しかし比較的新しい機能じゃから紹介しようと思ってのう。

なるほど!
えーとなになに・・・画像マッチング記録モードかぁ。
へえーver7.6からの機能なんですね!

こらこら!カンペを先に読むでない!
画像マッチングモードでの自動記録
記録開始までの準備
まずは、WinActor画面上部にあるツールバーから「記録対象アプリケーションボタン」をクリックしましょう。
クリックすると記録したい画面を選択する状態になるので、任意の画面をクリックして選択します。


わしは今回RoTASのホームページを開いたブラウザ画面を選んでみたぞ。
続いて、記録モードのプルダウンを「画像マッチング」に切り替えます。

これで画像マッチングモードで自動記録をする準備ができました!
自動記録の実行
準備が整ったら「記録」アイコンをクリックして自動記録を開始します。

このままウィンドウの任意の場所をクリックすることで操作が記録されていきます。

試しにこんな感じでクリックしてみた。
みなさんもそれぞれの画面で試してみてほしい。
画面左のメニューから「WinActor詳細」ボタンをクリック。

詳細画面に遷移したあとに「利用例」のボタンをクリック。

利用例まで画面がスクロールしたら記録終了。

記録を終了する場合は、別窓として開いているツールバーの「記録停止」アイコンをクリックします。

※WinActor上部のツールバーからも停止できます。

記録はこのように画面をポチポチしていくだけじゃ。

これは楽ですね!もうずっとこれでいいんじゃないかな。

それがそういう訳にもいかんのじゃ。
後ほど説明しよう。
フローチャートへの組み込み
記録が完了するとフローチャートエリアに新しくグループが作成され、その中に画像マッチングノードがあります。
このままでは開始と終了の外にあるため動作しません。グループごとフローチャートに入れて動くようにしましょう。

自動記録の注意点
出来上がったフローはそのままでも動く?
さて、ここまでで実行できる状態になりましたが、正しく動くのでしょうか。

みなさんも試しに動かしてチェックしてみよう。

博士!動かしてみましたけど、これ全然動かないですよ!

お主もハマったようじゃな。自動記録の落とし穴に・・・
では画像マッチングノードのプロパティを見てみよう。
最初のクリックイベント

2度目のクリックイベント


こんな感じに出来上がっておった。
何か気付くことはないかのう?

見えましたよ博士。マッチングの魔術師と呼ばれたこの僕にはハッキリと!
問題点はこれですね!範囲が狭すぎる!


うむ!さすがじゃ!
これでは「細」くらいしか読み取れんし、別の場所と誤ってマッチする可能性が高い。
そもそも文字を対象としたマッチングは推奨されてないのじゃ。
マッチング師と自称するだけはあるのう。

マッチング師じゃなくてマッチングの魔術師です。

(うわ、細か・・・)
自動記録のメリット・デメリット
画像マッチングモードで記録される操作は以下の通りです。
- マウスボタン左クリックイベント
- マウスボタン左ダブルクリックイベント
- マウスボタン左トリプルクリックイベント
- マウスボタン右クリックイベント
- マウスボタン右ダブルクリックイベント
- マウスボタン右トリプルクリックイベント
このように、記録されるイベントは全てクリック操作を含むものになります。
マッチングのみの場合は手動で設定が必要になります。
- 連続で画像マッチングノードが自動設定されて出来上がるため、操作が多い場合に素早く作成できる。
- 途中でウィンドウの名称が変わっても自動的にウィンドウ識別名が設定される。
- クリックした座標付近が一色でべた塗りされている等の場合、誤った箇所にマッチングしやすい。
- マウスを乗せると変化するような要素には向かない。
- 1操作ごとに画面が保存されるのでシナリオ全体のメモリ消費量は比較的増える。

とまあこんな感じじゃな。
便利とはいえ、範囲を修正したりといった最終的なチューニングは必要ということじゃ。

そんなうまいこと楽はできないってことですね。
でもウィンドウ名が変わっても勝手に設定されるのはいいですね。

うむ。それに何度もノードを手動で置くより早いのも事実。
最初から手動での調整ありきで、ノードを配置するために使うのが良さそうじゃな。

なるほど。だから博士は手動での作成をいつも推奨してるんですね。

その通りじゃ。しかし使ってはいけないということはないからの。
この機能の良いとこどりをして役立てていってほしいところじゃな。
それではまた次回!
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