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【第44回】ロータス博士のWinActor塾~文字列操作Ⅰ

2021.08.27

今日は新しいやつですね!文字列操作ですか。

文字をいじるタイプのやつはライブラリでたくさん見ました。

うむ、文字列データに色々と手を加える技をここで磨くのじゃ。

シナリオを作るには欠かせない技術じゃぞ。しかもうまく使えるようになると

一見できなそうな処理ができるようになったりと、恩恵が大きい。

ぶっちゃけ必須レベルじゃ。しっかりマスターするのじゃぞ!

わかりました!

それで、今日は何を作るんですか?

何か作りたいところじゃが、文字列操作はできることが多いのじゃ。

今回は全体像を把握するために、どんな操作の種類があるかを紹介するぞ。

文字列操作の種類

文字列操作にはたくさんの種類があります。

適切な場所で、その場にあった操作を行うことで必要な文字列情報に変えて使用します。

 

例えば当日日付の文字列とファイル名を組み合わせて

日付入りのファイル名を作成したりというように

文字列操作は様々なシーンで利用されます。

 

今回は操作に必要なノードの種類を紹介します。

実際の使用方法や、使うべきタイミングなどは次回以降の記事で解説します。

 

 

比較

比較は直接文字を変えることはありませんが、2つの文字列を比べて

その文字列が意図している状態にあるかを調べます。

調べた結果によって分岐ノードで処理内容を変えていきます。

 

関連ノード
前方一致比較  文字列の前方一致条件で分岐を行います。
後方一致比較  文字列の後方一致条件で分岐を行います。
数値大小比較(Dbl精度)

 Dbl精度で数値を比較します。

 比較結果は-1~1の範囲の整数で返されます。

 ※Dbl精度については次回以降の記事で解説します

文字列比較

 文字列を比較します。

 比較結果は-1~1の範囲の整数で返されます。

部分一致比較  文字列の部分一致条件で分岐を行います。

 

 

変換・整形

特定の文字を任意の文字に入れ替えます。

取得した文字列データの一部を改変して使用したいときに変換を行います。

また、大文字から小文字に変えたりといった用途もあります。

 

関連ノード
トリミング  指定された文字列の先頭と末尾の空白を削除します。
不要な0を除去(整数)  数値形式で不要な0を除去します。整数のみが対象です。
大文字化/小文字化

 英字を大文字、または、小文字に変換します。

 a→A または A→a となります。

小書き文字変換

 小書き文字を変換します。

 ぁ→あ となります。

括弧書きの内側を取り出す

 文字列中の括弧書きの内側を取り出します。

 括弧の種類を指定することができます。

改行コード追加  入力文字列の末尾に改行コード(CRLF)を追加します。
数値の桁数合わせ(ゼロパディング)  対象の整数値の左に、指定した桁数までゼロを追加します。
文字列置換

 「変換文字列」に指定した文字列から「置換前」の文字列を検索して

 「置換後」の文字列に置き換えます。

 

 

切り出し

文字列から一部分を切り抜きます。

どのようなデータが必要かによって切り抜きかたを変えます。

 

関連ノード
文字列切り出し(先頭何文字分)  文字列の先頭から指定文字数分切り出します。
文字列切り出し(後方何文字分)  文字列の後方から指定文字数分切り出します。
文字列切り出し(途中文字)

 文字列の指定された位置から文字数分切り出します。

文字列削除  「元文字列」の先頭もしくは末尾から指定文字数分の文字を削除します。
正規表現(文字列抽出)

 指定した文字列に対して正規表現を用いた検索を行い、該当箇所を抽出します。

 正規表現処理には「VBScript.RegExp」が用いられます。

 

 

分割

文字列を複数の文字列に分けます。

基本的には、1つの文字列から2つ以上の文字列データを必要とするときに使用します。

 

関連ノード
文字列を前後に分割  「分割元文字列」に指定した文字列を「区切文字列」で前後に分割します。
文字列を3つに分割  「分割元文字列」に指定した文字列を「区切文字列」で3つに分割します。
文字列分割  「分割元文字列」を「区切文字列」で分割します。

 分割結果より何番目の情報を読み取るかを「インデックス」で指定します。

 読み取り結果を「分割文字列」に格納します。

 いくつの要素に分割できたかを「分割サイズ」に格納します。

 

 

連結

文字列同士をつなぎ合わせて1つの文字列にします。

「文字列の途中に別の文字列を入れる」といった使い方はできないため

そういった場合は他の文字列操作と組み合わせる必要があります。

 

関連ノード
文字列の連結(2つ)  文字列1 , 文字列2 を連結して連結結果に格納します。
文字列の連結(3つ)  文字列1 , 文字列2 , 文字列3 を連結して連結結果に格納します。
文字列の連結(4つ)  文字列1 ~ 文字列4 を連結して連結結果に格納します。
文字列の連結(5つ)  文字列1 ~ 文字列5 を連結して連結結果に格納します。

 

ざっとこんなのところかのう。

次回から丁寧に使い方を教えるから、しっかりついてくるんじゃぞ。

いやあ、思ったより多いですね・・・。

こんなに種類があるなんて。

それだけ幅広い処理が作れるということじゃから

気合いを入れてどんどん覚えていこう!

気合・・・ここも道場みたいになってきましたね。

でもシナリオ作成のために頑張りますよ!


 

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