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【第2回】ロータス博士のWinActor塾~フローチャート編集機能解説~

2020.03.27

フローチャート画面のエリア

 

これがフローチャート画面じゃ。ここでは簡単にエリア説明をしておくぞ。

 

ツールバー フローチャートの編集に関するアイコンが配置されています。
フローチャート表示エリア

シナリオをフローチャート図で表示する領域です。

ここでシナリオを編集します。

パレットエリア

「ノード」「検索」「サブルーチン」「ライブラリ」のタブを切り替えて表示できます。

  • ノード:シナリオフローを作成する基本的な部品です。フローチャート上で使用します。
  • 検索:"ID","ノード名"で検索ができます。
  • サブルーチン:シナリオ内の全てのサブルーチン名が表示されています。
  • ライブラリ:ノードタブ内の部品よりも細かい処理ができるよう相当な数の部品が入っています。
    ユーザが独自の部品を追加し作成することもできます。
ステータスバー フローチャートを構成するノードの名称やコメント、表示ノード数、表示倍率を表示します。

 

ツールバー

フローチャート画面の上部に、編集に使うことができる各種機能を持ったアイコンが並んでいます。

 

これを「ツールバー」と呼びます。

 

今回はフローチャートのツールバーについて、アイコン毎に機能説明を行います。

 

 

プロパティの表示

 

プロパティ画面は、ノードの動作を設定する画面です。

 

指定したノードの属性や個別の設定を行います。

 

ノードのプロパティを開く方法は2通りあり、

  1. ノードを選択して「プロパティの表示」のアイコンをクリック
  2. ノードをダブルクリック

のどちらかでプロパティ画面を表示できます。

 

 

複数のノードが選択されている場合、プロパティ画面は表示できん。

 

イメージ表示

 

画像マッチングなどで記録した画面が表示されるウィンドウです。

 

ノードのプロパティを開かなくても、使用している画像が確認できます。

切り取り

 

フローチャート画面で指定しているノードを切り取って削除することができます。

 

切り取ったノードはコピー状態となっているため、再度貼り付けることが可能です。

 

「Ctrl + X」 または 右クリックの「切り取り」でも可能

 

コピー

 

フローチャート画面で指定しているノードをコピーすることができます。

 

切り取りと違い、ノードが削除されることはありません。

 

「Ctrl + C」 または 右クリックの「コピー」でも可能

 

貼り付け

 

「切り取り」「コピー」を行ったノードを貼り付けます。

 

サブルーチンを貼り付けた場合、名前が重複するため自動的に名前が変更されます。

 

「Ctrl + V」でも可能

ショートカットキー(Ctrl + V)で貼り付けをすると、貼り付けた部品が迷子になる場合がある。

貼り付ける時に何かが選択されているとそうなってしまうのじゃ。

フローチャートの何もないところを1度クリックしてから貼り付けると、画面の中央に貼り付けられるぞ。

ノードの削除

 

削除対象のノードを選択してアイコンをクリックすることで、ノードを削除することができます。

 

複数のノードを選択して一気に削除することもできます。

 

「Delete」または 右クリックの「削除」でも可能

 

元に戻す

 

直前に行った操作まで、状態を戻すことができます。

 

誤操作、誤った編集をしてしまったときにとても有効ですので必須テクニックのひとつと言えます。

 

戻せる回数は最大39回までとなっており、保存を行うとそれ以前の状態には戻せなくなります。

 

「Ctrl + Z」でも可能

  

やり直す

  

「元に戻す」の操作を取り消す操作です。

  

元に戻したけどやっぱり戻さないほうが良かった…というときに使用します。

 

元に戻したあとに新しい操作を行ってしまうと、やり直しができなくなります。

 

「Ctrl + Y」でも可能

 

ズームイン

 

フローチャート表示エリアを拡大します。

 

ズームアウト

 

フローチャート表示エリアを縮小します。

 

イメージ管理

 

画像マッチングで使用しているイメージを一覧で表示することができます。

 

不要になったイメージを一括で削除することができます。

 

ウィンドウ識別ルール

 

ウィンドウ識別ルールの画面が表示されます。

 

シナリオを作成する上で、特定のウィンドウを対象とする操作を行う際に、操作対象ウィンドウを決定するための情報を記録しますが

 

その記録した情報を一覧で表示し、削除や識別ルールの変更などの管理を行うことができます。

 

「Ctrl + W」でも可能

 

シナリオ情報

 

シナリオ情報の画面を表示します。

 

この画面では「編集者」「保存日」「有効期限」「試用期限」「備考」「パスワード」「時刻」などの設定を行うことができます。

 

シナリオ全体のノード数を確認したい場合もこちら。

 

「Ctrl + E」でも可能

 

シナリオインポート

 

この機能を使うと、他のシナリオファイルの一部を作成途中のシナリオに読み込んで使用することができます。

 

インポート範囲はサブルーチン単位で決めることができます。

 

フローチャート画像出力

 

フローチャートの全体図を画像ファイルとして出力することができます。

 

シナリオを複数のタブに分けている場合は、タブ毎に画像出力を行う必要があります。

 

また、画像ファイルはフローチャート表示エリアの表示倍率と同じ倍率で出力されます。

 

 

シナリオに組み込まれていない、横によけて置いてあるノードも合わせて、

タブ内全てのノードが配置通りに出力されるのじゃ。

グループ一括クローズ

 

現在選択中でない箇所のグループを一括で閉じることができます。

 

※閉じないグループを選択しておきましょう

 

 

「Ctrl + L」でも一括クローズが可能

 

タブの追加

 

タブを追加できます。

 

タブの追加は、フロー全体を見やすく整理できるほか、フローの描画によるメモリ消費を防ぐ効果もあります。

 

 

ノードのタブ間移動

 

選択したノードを他のタブへ移動させることができます。

 

簡単な手順は以下の通り

  1. ノードを選択
  2. 「ノードのタブ間移動」をクリック
  3. 移動先選択のダイアログが表示される
  4. 移動先を選択して「OK」

 

 

コピー&ペーストでもタブ間の移動は可能じゃぞ

いかがでしたでしょうか?

 

フローチャート画面ひとつをとっても、様々な機能があることがわかります。

 

こういった基礎をしっかり覚えていくことが効率的なシナリオ作成への近道ですので

 

もうしばらく基礎編にお付き合いいただければと思います。

 

 

それではまた次回をお楽しみに!


 

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