【第99回】ロータス博士のWinActor塾~OS情報取得
久し振りの塾じゃのう。
もう潰れたと思ってましたよこの塾。
縁起でもないことを言うでない・・・。
早速じゃが、今回のお題はOS関連じゃ。
OSってWindowsのことですよね?
うむ、そうじゃ。
そのOSから情報を取得するライブラリを使ってみようと思ってのう。
そんなのあるんだ。
どんなことができるかちょっと楽しみですね!
情報取得用のライブラリ
WinActorには、実行端末の情報を取得するためのライブラリが用意されています。
それぞれどのような情報が取得できるか見ていきましょう。
今回ご紹介するライブラリは全て以下から利用できます。
NTTATライブラリ > 22_OS関連
HDD情報収集
HDD情報収集はハードディスクの情報を取得するためのライブラリです。
プロパティで設定する項目はシンプルにひとつだけで、取得した情報を書き出すためのExcelファイルを指定します。
ファイルが存在していない場合は新規に作成されるため、予めファイルを用意する必要はありません。
情報を書き込んだ後は、Excelファイルが開いた状態になります。
もしシナリオ内で閉じたい場合は、続けてExcelを保存、終了するためのライブラリを配置しておきましょう。
試しに、上図のようにファイルパスを指定して実行してみると、結果は次のようになります。
このライブラリでは、実行端末のドライブ名と最大ファイル容量、空き容量
そしてファイルシステム(ファイルを管理する規格)の種類が書き込まれます。
面白いですね!
ローカルにファイル保存していくシナリオでC2セルの空き容量を取得して
少なくなってきたときに通知とかできそうですね!
おお、ロータス君にしてはなかなか良いアイデアじゃのう!
「にしては」・・・?
コンピュータ名取得
コンピュータ名取得は、実行端末の名前を取得します。
プロパティには、コンピュータ名を格納したい変数を指定します。
実行するとPCの名前が変数に格納されます。
大人の事情で伏せているが、しっかりと取得できておるぞ。
ネットワーク情報収集
ネットワーク情報収集は、HDD情報収集と同様にExcelに書き込みを行うタイプです。
設定も同じですので、ファイルのパスを指定して利用しましょう。
実行すると、次のようにExcelに情報が書き込まれます。
このライブラリでは、IPアドレスと、使用しているネットワークインターフェースカードの情報が書き込まれます。
マシン情報収集
マシン情報収集はPC本体の情報を取得するライブラリです。
このライブラリもExcelファイルに情報を書き込みます。
これまでのライブラリと同じく、Excelファイルのパスを指定しましょう。
上図のようにPCの製品情報等が13項目にわたり取得されます。
ちょっと博士、全部隠したらわからないじゃないですか。
ほとんど見せられるものではあるが・・・
このご時世、こういうのに厳しいんじゃもん。
・・・(それはそう)
気になる方はご自身の端末で試してみましょう!
※これらのライブラリは情報取得のものですので、実行してもPCに影響はありません。
どうじゃ?使えそうなものはあったかのう。
正直、最初のHDDのやつ以外使いどころがわかりませんでした。
この辺の情報をWinActorで使うことなんてそうそう無いじゃろうな。
エラーが発生したときに添える程度かのう。
うーんなるほど。知っておいて損はないって感じかあ。
でもこういうのまで用意されてるWinActorってカバー範囲拾いですね。
うむ!
シナリオ作成に直接役立つというタイプのものではないが
ひょんなことで使うこともあるかもしれんからのう。
ではまた次回じゃ!
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