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【第37回】ロータス博士のWinActor塾~タスクスケジューラ

2021.04.12

起きろロータスくん!

WinActor 塾に遅刻しておるぞ!

ハッ!

すみません、最近温かくなってきたのでつい・・・

春眠餅つきを覚えず、ですね

さてはまだ寝ぼけておるな?

丁度いい、今日は寝坊助なロータス君にぴったりな内容じゃ

WinActor シナリオを自動実行してみよう

大分WinActor も使い慣れてきて、ロボットがいくつか動き始めている皆様

起動方法にお悩みではありませんかな?

急にどうしたんですか、博士?

まるで画面の向こうに視聴者がいるかのように話し始めて…

毎回手動でWinActor を起動し、シナリオを選択し、実行ボタンをぽちり。

自動化というからにはこの操作も自動化できるといいですよね。

 

 

タスクスケジューラ

 

WinActorシナリオを自動実行する方法の一つに、「タスクスケジューラ」を使用する方法があります。

タスクスケジューラはWindowsに標準で備わっているアプリケーションで、 指定した時間にプログラムを実行させることができます。

 

今日はタスクスケジューラを使ったWinActor実行の方法をご紹介しよう!

WinActor ショートカットを作成

まずはWinActorシナリオのショートカットファイルを作成しましょう。

WinActorシナリオをタスクスケジューラで自動実行させる場合は、このショートカットファイルをタスクスケジューラに設定します。

 

WinActor起動ショートカット作成画面を表示

 

WinActor起動ショートカット作成画面を開きます。

WinActorを起動したら、メニューバーの「ツール」より「起動ショートカット作成」をクリックしましょう。

 

 

WinActor起動ショートカット作成画面が表示されました。

ここでは、ショートカットの詳細を設定することができます。

 

 

WinActorシナリオを選択

ショートカットを作成するシナリオを選択します。 その他、ショートカット実行時の詳細な動作もここで設定することができます。



 ①自動実行させるWinActorシナリオを選択します。

②WinActorを自動で起動させた後、そのままシナリオも実行するかを選択できます。(選択は任意です)

③シナリオが実行完了後、WinActorも終了させるかを選択できます。(選択は任意です)

 

今回は、パスワードやデータ一覧に関する処理が必要ないシナリオでショートカットを作成するので、設定項目は上記のみです。他項目はご利用のシナリオ内容に応じて設定をしてください。

 

設定が完了したら、画面下の「作成」ボタンをクリックします。

 

 

VBS形式で保存

作成ボタンをクリックすると「名前をつけて保存」画面が表示されます。

ここでは、ショートカットの保存先とショートカット名を設定します。

 

 ①ショートカットファイルの名前を設定します

②ショートカットファイルの種類を選択します。タスクスケジューラで実行させる場合は「VBSファイル(*.vbs)」を選択します。

 

保存すると、保存先フォルダに拡張子が「.vbs」となっているショートカットファイルが確認できます。

 

 

見慣れないアイコンですね。

これでWinActorシナリオが実行出来るんですか?

もちろんじゃとも。

このショートカットファイルをそのまま開いても、WinActorシナリオが実行されるぞ。

タスクスケジューラに登録

作成したショートカットファイルを、タスクスケジューラに登録していきます

 

スタートメニューにて「タスクスケジューラ」を検索し、起動します。

 

 

「操作」タブより「基本タスクの作成」を選択し、基本タスクの作成画面を表示します。

 

 

タスクの名前を設定します。

どのような名前でも構いませんが、何を行うタスクなのかが分かる名前にすると、管理しやすくなります。

設定が完了したら、「次へ」を選択します。

 
 
 いつタスクを実行するか設定します。
定時的に実行するシナリオは、タスクスケジューラで自動実行させるとより効率的です。
設定が完了したら、「次へ」を選択します。
 
 
実行時間を更に細かく設定します。
毎日を選択した場、「何時」「何日ごとに」実行するかを指定できます。
設定が完了したら、「次へ」を選択します。
 
 
タスクスケジューラでどの操作を実行するか選択します。
今回はWinActorというプログラムを実行するため、「プログラムの開始」を選択します。
設定が完了したら、「次へ」を選択します。
 
 
何のプログラムを実行するか設定します。
「参照」から、先ほど作成したショートカットファイル(VBSファイル)を選択します。
設定が完了したら、「次へ」を選択します。
 

 
これまでの設定内容を確認します。
問題無ければ「完了」を選択します。これでタスクの作成が完了しました。
 
 
作成したタスクは、「タスクスケジューラライブラリ」というフォルダで確認できます。
 
 
 
 
タスクの設定内容を変更したい場合は、先ほど表示したタスクスケジューラライブラリから
該当のタスクを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
 

これでシナリオの実行まで自動化できるんですね!

うっかり実行し忘れることも防げそうです

 

タスクスケジューラはWindowsの基本機能として備わっているので、

大体のPCでご利用いただけるはずですぞ

 
 

タスクスケジューラ注意点

そうそう、タスクスケジューラを利用するにあたり、いくつか注意点もお伝えしておくぞ

 

WinActorを使用できるユーザがログインしている事

 

「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」を選択してタスクを作成した場合、タスクはバックグラウンドで実行されます。

WinActorは、バックグラウンドの実行で処理を行うことが出来ません。

タスク作成時には「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」にはチェックを入れないようにしましょう。

 

 

 

画面ロックが掛かっていない事

 

WinActorは、PC画面がロックされている状態で処理を行うことが出来ません。

PCにスリープモードの設定がされている場合は、解除しておく必要があります。

 

 

WinActorがタスクスケジューラ起動時点で終了している事

 

WinActorが既に起動している場合、タスクスケジューラによってWinActorを起動することはできません。

タスクスケジューラ実行時は、必ずWinActorシナリオが終了しているようにしましょう。

WinActorが起動しているかどうかは、デスクトップ画面右下のメニューから確認できます。

 

 

 

ふむふむ…画面ロックがかかっているとWinActorが実行

できないのは盲点でした。この点はセキュリティ担当者

にも確認した方がよさそうですね。

そうじゃな。常に画面が開いた状態になるわけじゃから、

その場合の対策はきちんと考えておく必要があるのう。

うーん、ぱっといい案は思いつきませんね

一人で悩まず、代理店などのサポートを活用するのも良いと思うぞ。

カチシステムのサポートでは、お客様のこのような運用面のご相談も受け付けております!


 

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